ある日、メールをチェックしていると、サイクルベースあさひから「商品モニターのお願いです」というメールが届いていました。そう、先日応募した商品モニターに当選したのでした。今回は過去最高の８０倍の倍率でモニターが選ばれたそうです。この製品のことは以前から知っていて、雑誌などにもたまに出て来ていたし、「どんな感じなんだろう？」と思っていました。周りで使用している人がいないので、直接使用感などを聞けず「チェーンぐらいブラシできれいにすればいいじゃん」て自分に言い聞かせて、この製品の購入には至っていませんでした。そんなときにサイクルベースあさひの商品モニター募集にこのバルビエリのチェーンクリーナーが載っているのを目にし、早速応募したのでした。以前にも他の商品で応募したことはあったのですが、見事にはずれてしまい今回も期待はしていなかったので、突然の依頼にビックリすると共に感激でした。

バルビエリ「チェーンクリーナー」は自転車チェーンの洗浄を簡単かつ完全に行うクリーナー。手間のかかるクリーニングがたった数分で完了します。チェーンを自転車から取り外す必要がなく、工具も不要。特許取得の回転ブラシがチェーンの内側の汚れもしっかり落とします。また添付のバイオディグリーザーは環境に配慮した生分解性。洗浄後の性能を長期間キープするチェーンルーブも付属しています。当セットでチェーンのメンテナンスは全て完了します。

と取扱説明書には書いてありました。はたして実際のところどうなんであろうか・・・・。

これがセットの内容です。 チェーンクリーナー、バイオディグリーザー、 チェーンルーブの３点です。

チェーンクリーナー準備編

メールがあった次の日、早速現物が届きました。箱から出して本体にアームを取り付けてみて説明書を見て「なるほどこーやって使うのだな」などと製品を確認した後、とりあえずしまおうとしてアームをはずそうとした瞬間゛バキ・・・・″といういやな音がしたと思ったらなんと！アームの取り付け部のピンが一本折れてしまったではないですか（写真矢印の先）。さー困った、使う前からいきなり壊れてしまいました。瞬間接着剤でピンを付けてみたがやはり力のかかる場所なのですぐに折れてしまう。色々考えた末に考えたのが、面ファスナーで出来ているベルトで本体を締めて固定することでした。これでなんとか出来そうだ。

折れたままではまったく使い物になりません

梱包の為にこのような形になったのか後からアームを考案して取り付けたからなのかはわからないが、この形状では強度に問題があると思う。折れる危険性があるのならば初めから一体型にしてしまうか、このまま行くのであれば注意書きにアームの取り外しについての注意書きを載せるべきではないだろうか。

チェーンクリーナー使用編

翌日早速製品を試してみることにしました。今日チェーンをきれいにするバイクはしばらくチェーンメンテをしていないスペシャライズドのＸＣマシン、スタンプジャンパーＭ２です。

�@バイオディグリーザー（薄いピンク色の液体） をクリーナーの中に指定量入れます。	�Aフタを開け中にチェーンを通します。
�Bチェーンを通してふたを閉めます。 ピンが折れてしまったのでフタが外れない ようにバンドで止めました。	�C数十回ペダルを逆向きに回すと、こんなに 汚くなってしまいました。
�Dきれいに汚れをふき取った後に 付属のチェーンルーブを注油しておしまい。	チェーンクリーナー装着の図

説明書通りの手順でクリーニングを進めて行くと、初めピンク色をしていた洗浄液がだんだんと茶色く濁っていくのがわかりました。「こんなに汚れていたんだ」と思い、さぞかしチェーンはきれいになっていることだろうと期待しながらチェーンを見てみると・・・・・・・゛ありゃ″大して落ちていない。なんとなく周りの汚れは落ちて少しきれいになったように思えるがこびりついたオイルはなかなか取れないようだ。説明書によると゛汚れがひどい場合は洗剤を取り替えて何回か繰り返してください″とあったので洗剤を取り替えてもう一度やってみた、それでも見違えるほどきれいになったわけではない。どうやらあまりにも汚れがこびりついているようなチェーンでは汚れを落としきれないらしい。やはり、まめにメンテナンスをしなければいけないと言うことのようである。
まめにメンテをする人は、これを使用すると簡単だし時間の短縮にもなるのでいつもきれいなチェーンで走れるということになる。
無用なチェーントラブルを避ける為にもまめにチェーンはメンテナンスしておいた方がいいに決まっている、そう言うことから見てみるとこのバルビエリのチェーンクリーナーキットはメンテナンスの回数を増やすきっかけになってくれるかもしれない。