OutDoor遊び日記


9月29日(木)
絶景を求めてシーカヤッキング!
夏も過ぎ、きもちのいい季節になってきてあちこちに遊びに行きたくなってきた今日この頃。今回は新天地を求めて贄湾に行ってきました。以前から一度漕いでみたいと思っていたのだけど、なかなかチャンスが無くて行けずにいたのだ。丁度いいタイミングで雑誌Kayakで見江島のツーリングのレポが載っていたのを機会に一度行っておこうかといった感じで出発したのでした。
老人ホームの前の浜から出艇。
さあ、どんな顔を見せてくれるか贄湾。
天気は上々、うねりも無く風も無いベスト
コンディション。
今回はFRTで初の海漕ぎ。少し船足は遅い
けど安定感抜群でなかなかいいかも。
程なく本土と見江島の間の海峡?に到着。
波も穏やかなので難なく反対側に通り抜ける
事ができました。そこらじゅう隠れ岩だらけ
なので潮が引いている時や波の高い時には
通り抜けは難しそう。
風も無くうねりも無い、かなりいい条件で漕ぎ出した。初めのうちは漁労施設やなんやと人工物があちこちに見えていたのだけど、そのうち段々と周りの景色が変わってきた。岩が露出して断崖絶壁が続く。これだけ断崖が続くと言うことはやはりうねりが入りやすい地形なのだろう。確かに太平洋に直接口を開けた格好の贄湾、湾口に島なども無いので直接うねりが入り込んできているからなのだろう。しばらく漕ぐと右手に大きな浜が見えてくる、かさらぎ浜だ。この浜の裏はかさらぎ池になっていて半島の反対側に渡れるように道が続いている。今回はその浜には上陸せずにそのまま先を急ぐ。少し行くと今度は鵜倉半島と見江島の間の海峡が見えてきた。海峡といっても幅200mほどの狭い場所なのだけど、とにかく水深が浅くて岩がボコボコ頭を出している。潮が引いている時や波の高い時は通れないだろう。今回は波も穏やかだったので隠れ岩に注意しながら半島の反対側へと抜けることが出来た。
島の反対側に抜けてすぐの所に大きな
口を開けていた洞窟。
穴があると入ってみたくなるのは僕らの習性
(笑)奥が深く真っ暗になっていて
波の音がド〜ンド〜ンと低く響いていました。
これだけデカイ洞窟に入ったのは久々だ。
反対側へと通り抜けてすぐの見江島に大きな洞窟を発見。そんなに大きなものではないだろうと思いつつ近付いていくと、これが結構大きかった。奥行きも深いし高さも高い。奥のほうは真っ暗で何所まで続いているのか分からないが奥のほうからドーンドーンと低い音が洞窟いっぱいに鳴り響いていて怖いぐらいだった。三重の海でこれほど大きな洞窟に入ったのは初めてで、いきなりの大洞窟の出現に感動してしまった。それから先もいくつもの小さな洞窟が口を開けていて入れそうな口にはとりあえず艇を入れて確かめてみた。蘇洞門の洞窟探検の時を思い出すような穴ぼこだらけ。海の穏やかな今日みたいな日にしかなかかな出来ないだろうな。
少し先にもまたまた洞窟。 こっちはそれほど大きくなかった。でもこっち
も波の音が響いていて不気味でした。
あちこちに岩場があって、隠れ岩も多いので
注意が必要。
ひとたびうねりが入るとのんびり漕いで
いられないようなフィールドのようです。
とりあえず一休み。紀伊長島方面が良く
見えます。
島の南にある水路のように狭くなった場所。
さすがにここは漕げませんでした。
島の南端近くにある浜に上陸して一休み。浜の横には両脇断崖で幅5mほどの水路のようになった場所があり、海賊が船を隠したりしそうな雰囲気のあるところでした。
天を刺す槍のような切り立った断崖の前を
漕ぐ鯖さん。
(上)今回はこんな狭い所ばかり漕いで
いたような気がする。
(下)秋らしい空ですね〜。

島の南側をぐるっと周って行くとやや波が高くなってきて複雑な波を形成している。うねりが入っている時は確かにここは結構デンジャラスかもしれない。帰ってから調べるとここは三角波地帯らしく確かにスリップストリームで来ていたらちょっと神経を使う所かもしれない。南端から少し島に沿って北上していくと左に浜が見えてくる。ここが灯台まで登れる道の付いた浜らしいが、上陸して早速道を探すがパット見道らしいものが見当たらない。草むらの中を少し入ると灯台の方へと伸びる荒れた道が見えた。そこを鯖さんとエッチラオッチラくもの巣を掻き分け登っていくこと約10分到着しました見江島灯台。そこからの眺めは一言
絶景〜!

今回のランチポイント。ここから灯台まで
登る山道があります。
早速、灯台探検。くもの巣だらけで登るのに
少し苦労しました。
到着〜見江島灯台! 下からは良く見えなかった灯台ですが
海の難所には欠かせない大切な灯台です。

小笠原を思い出すような最高の展望!
これこそグレートビュー!
山道を登ってきたかいがありました。

展望の利くところであちこち写真を撮りまくり
ました。海に向かって叫ぶぞ〜うぉ〜!
高さは40mほどですが足の下はそのまま
海なので高所恐怖症の方はご遠慮ください(笑)
灯台のある所は、足の下約40mの断崖!不思議とサスペンスドラマのテーマが頭の中にこだまする「ちゃちゃちゃ〜、ちゃちゃちゃ〜♪」シーカヤック殺人事件(笑)。それにしてもこの景色、絶景かな絶景かな〜。場所も場所だけに限られた人しか見ることの出来ない景色を最高の天気で満喫することが出来てほんと幸せ。海の難所だけにこんな穏やかな景色を満喫できるのは年にどれぐらいあるのだろうか。
こんなサイコーのコンディションなかなか
無いでしょ〜!

灯台から贄湾の対岸を臨む。



浜にはハマゴウの花も咲いていました。 鯖さんは早速海中探検へ出動〜!
なかなか魚影が濃い場所でした。 鯖さんが見つけてきたオッきなサザエ〜
かと思いきや、中には大きなヤドカリさんが
入っていました^_^;

灯台からの景色を満喫した後は浜に下りてきて腹ごしらえ。今回は初めての場所なのでコンビニのおにぎりで済ませたけど、いい景色の中で食べるとコンビニおにぎりでも美味しいよね。食後早々に鯖さんは水中探検の準備開始。そそくさと海へと出かけて行ってしまった。僕は少しだけ泳いだあとに釣り道具を引っ張り出してきて大物を狙って釣り糸を垂らす。しかし残念ながら僕はまったく釣れず。鯖さんはあちこちで大物の魚を見たと言って帰って来た。そしてかなり大きなサザエの貝殻を僕に見せてくれた。「すっげー大物」「イヤイヤ中身がちがうんだ^_^;」良く見ると貝の本人?はどこかへ行ってしまっていて、代わりにかなり大きなヤドカリが入っていた。「やけに高速で移動するサザエだと思って拾い上げたらヤドカリだったらしい。

遊び疲れて、さぁ出発〜。 いくらなんでもこれはくぐれないでしょ〜

おお〜こっちはデカイ!こんなのなかなか無いですよ。

水深が浅く、岩場の間やかなり複雑な
波になっている場所もあって緊張の連続。
そうかと思えば静かな水面に変わったり。

十分遊び疲れてから見江島を後にした(笑)。行きに沖合いを通過したかさらぎ浜の近くを漕いで行くと、目の前に大きな口を開けた洞門が見えてきた。知識不足でこんな所に洞門があるのを知らなかったのでかなりビックリ。かなり大きくて十分カヌーが通りぬけることが出来ました。でも波が立っている時は出口に岩場があるのでちょっと難しいかも。でも半島の反対側にも洞門があるらしいので今度また行ってみたいと思う。

(上)ゴール対岸でロール練習を
する鯖さん。
(下)浜の隅に狭い洞門を発見。
入っていくと人一人がやっと泳いで通れる
狭さ。でも結構スリリングで面白かったです。

今日は出艇の時間が結構早かったのでいつもより早め早めで行程が進んでいく。まだ時間があるのでゴール近くまで来ていたのだが対岸に渡って、浜でコーヒーブレイクにすることに。上陸前に鯖さんはロールの練習を一発、二発!
浜の隅に細長い洞門があったので僕はPFDを付けて探検に。人一人が何とか通れるほどの狭い岩の割れ目をプカプカと浮きながら進んで行くとすぐに反対側まで出ちゃいました。でも結構スリルがあって面白い。

今回出艇場所に選んだ浜にはトイレと
シャワー(水)が有ります。
帰りに南伊勢大橋から眺めた贄湾。

一遊びしてからいい時間になったので、スタート地点まで戻り早めのお片づけとなったのでした。海水浴シーズンも終わった後なので人のいない浜の横にあるトイレ&シャワーは片付けをするのに実にありがたい。
片付けを終え帰路についたのだが、漕いでいる時に赤くて綺麗な橋、南島大橋が気になっていたのでちょっと寄り道をすることに。橋からは今日漕いだ贄湾や反対側には湾の奥まで良く見えてまだまだ漕ぐところがある贄湾を確認できたのでした。

今回のルート約11km。地図をクリックすると
大きくなります。



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