OutDoor遊び日記


4月3日(火)
古い町並みを撮影ポタリング!

朝起きて、マックの散歩をしている途中に考えた。今日は仕事が夜にしか入っていないし午後からは天気が回復してくるらしい。カヌーに行こうかとも思ったんだけど、それには川は水量が無い、海は風が強いしダメだな。「じゃあどっかに走りに行くべ」ってんで考えた。お花見サイクリングでも行こうかとも考えたのだけど、どうも先日から気になっていた古い野球帽を売っていた店がまだあるのか見に行きたくなって、そこで撮影ついでにちょいと行ってみようと思いついた。朝食後ビックホーンにカメラとMTBを積み込んで一路滋賀県の長浜へと向かったのでした。
途中高速の工事渋滞なんかもあったけど、たいした事はなくて2時間ほどで到着。数日前に以前行った時のガイドマップをちょろっと見ただけでほとんど行き当たりバッタリ。とりあえず匂いのする方にハンドルを切った(笑)すると目の前にPのマーク。ウロウロするのもめんどくさいと思いそこに車を止めた。車からMTBを出してカメラバックを肩から下げ出発。まず最初は商店街の隅っこにあったはずの帽子屋さんを探しに行く事にしたのでした。

R1に向かう途中でちょいと寄り道した安濃川
沿いの桜並木。およそ1kmの間桜のトンネル
になっています。5分咲きぐらいでした。
現地についてBikeを下ろし、早速長浜の町
の中をウロウロと徘徊。最初に目に留まった
のが和傘屋さんでした。
走り初めて3分(笑)アーケードのある商店街
に入って行くと・・・・・・
あった〜、帽子屋さん!ごちゃごちゃと色々な
帽子があってその中に古い野球帽も。
何故か防災用のヘルメットまで置いてあった。

走り始めていきなり見つけてしまった帽子屋さん。こうもあっさりと見つかってしまうといまいち楽しみが無くなってしまうが、とりあえずお目当ての帽子を探してみる。当然置いてあるはずもなくなんか他にいいのがないかな〜って物色していると、店の奥からおじいちゃんが出てきて「なんかいいの見つかったかい」と。「古い野球帽はここだけですか?」と聞くと、前はもっとあったんだけど、なんだか最近やたらと買いに来る人がいてだいぶ少なくなったとのことだった。それでも、近鉄バファローズやロッテオリオンズ、ピンクの千葉ロッテマリーンズなんかの帽子があってそんな中の阪急ブレーブスの帽子を僕は買ったのでした。一旦帽子を車に置きに戻りすぐにまた今度は街中散策へと出かけたのでした。

長浜に来る観光客は必ず見る黒壁ガラス館。
明治33年に建てられた百三十銀行長浜支店
の建物です。以前来た時より黒壁が少し色
褪せていた気がするんですが。
(上)この周辺の建物はみんな壁が黒い
です。(下)これはうだつです。防火の為の
物で「うだつが上がらない」の語源になっ
たものです。

一般的な観光用の施設には興味の無い僕はとりあえず面白い物は無いかとウロウロし始めた。観光客の多い通りから離れて行くと急に生活感が出てきて、僕の好きな「古いけど生活感のある町並み」になってくる。最近は歴史のある町並みを保存していかにも綺麗な観光用の古い家並みが多くなっているが、そんな観光地でも少し裏路地に入るとその土地の生活感が見えてくる。そんなのが僕は好きだ。元々この長浜と言う街は歴史があり秀吉が築城した長浜城の城下町として発展を遂げてきた。長浜を代表する大きな山車が街中を練り歩く曳山祭りなどもあります。

旧街道のいたるところには常夜灯があります。 (上)北国街道と常夜灯の説明が
ありました。(下)角を曲がって目の前
を見ると大きな山門がそびえ立って
いました。
安土桃山時代の建築様式を伝える真宗大谷派の別院「大通寺」。あれ?ここ高田本山?
って間違えるほどよく似た造りのお寺でした。同じような年代の同じ宗派のお寺だから
そうなるんでしょうけどね。

伏見城の遺築と伝わる大広間は自由に入る
事が出来ます。僕の家は真宗ではないの
ですが、宗派関係無しにすばらしかったです。
欄間には様々な彫刻があり、その他にも
丸山応拳や狩野山楽らの襖絵もあります。

大きなお寺で一休みしてからさらにウロウロと走っていく。ちょっと気になる所を見つけるとそこで写真を撮り、そしてまた移動。曲がり角に来るとキョロキョロ見回して気になる物があるほうへと足を向ける。そんな事を繰り返していくうちにまったく方角も分からないしどこにいるのかいまいちよく分からなくなってきた。でも今日はガーミンを持ってきているので知らない街でも安心。確実に元に戻れるので心置きなく徘徊できる(笑)しかしこの街は水路が多い。少し走ると必ず水路にぶち当たる。水路に沿って建物が並び道が通っている、そんな感じだ。水も綺麗で水草がそよそよと流れに身を任せている様子が心を和ませてくれる。

水路と消火栓、う〜んなんともいい味を出して
くれてますね〜。
(上)そこかしこに格子窓の家があります。
この他の家でアルミ冊子の格子窓があ
ったのには驚きました。(下)街のあちこち
に水路が流れています。

何だか水路が気になったし雰囲気が気に入ったので、しばらく水路沿いに走ってみる事にした。所々で山車の倉庫があったり小さな神社があったり。怪しげな飲み屋街があったりとなかなか楽しませてくれる。だいぶ古い街並みのはずれまで来たので一旦戻る事にした。

諫皷山(かんこざん)の収納庫です。
とにかくデカイ!
水路の上にチラホラと桜が咲いて
いました。
街のあちこちでこんな水路を見る
事が出来ます。あ、でも一般的な
観光コースを歩いてるとほとんど見
れません。事実以前観光で来た時
はまったく気が付きませんでした。
水路をはさんで家が立ち並んでいます。
夏は子供達が遊んだりするんでしょう
ね。

商店街の端っこに「お花ぎつね」のオブジェがあった。とっても奇妙な形をしたこのオブジェ、どんな謂れがあるのかな?と調べてみると。地元の昔話で、その昔大通寺に住み着いていて、人々に明日の天気を教えたり、火事を知らせたりして人々に親しまれていたキツネだそうだ。

お花ぎつねのモニュメント。この他にも橋の欄干
にお花の顔とシッポが出てたりと、人々に愛され
ていたキツネだったに違いない。

水辺に建つ家、窓を開けるとすぐ下
は水路。いいですね〜
長浜タワーです!何だか分かりません

さて一旦駅前どうりに出て少し走ると、今までの歴史的な建物とはまったく違った様子のビルが。長浜タワーと書いてあるそのビルには飲食店など店舗が入っていてとても古そうなビルだ。あの塔の所には登れるんだろうか?そういえば昔「探偵ナイトスクープ」でやっていたような記憶がうっすらと残っている。中どうなってるんだろう?

特に史跡案内も無いし何だろう?と思って
横の掲示板を見ると、これお寺です。
(上)観光用に洒落ることもなく古びた店舗
がそこかしこに有ります。(下)古くからこの土地
にある酒屋さん。木の商標版がなんともいい味
を出してます。
堅ボーロって何だろう?中に入ってみれば
よかった。
曳山博物館です。本物の曳山が常時
見れるそうです。

少し裏の通りを進んで行くと、古びた昔ながらの店舗がそこかしこで見かけられる。観光客用に洒落ることなく地道に昔から地元の商店として商ってきているのだろう。綺麗に整備された中心街の店よりも僕はこんなお店や家の並ぶ街並みが大好きだ。軽トラも入れないような細い路地を適当に当てもなく進んで行くと突然目の前が開けて、さっき通ったはずの場所に戻ってきていたりするのも楽しい。公民館のような建物の中からは芝居か何かの練習のような声が響いて来ていた。おそらくもうじき開催される祭りの時に曳山の上で舞われる子供歌舞伎の最後の追い込みの練習だったのだろう。

僕の心の古里、東京の下町の雰囲気を持つ
裏路地。向こうはもっと空が狭いけどね。
(上)なんだか日本じゃないみたいな、
水路とビルの景色も。(下)コレが今回
買った阪急ブレーブスの帽子(笑)

そんなこんなで、距離的には全然なんだけどウロウロと歴史の古い街並みを撮影をしながら走って来たのでした。途中雨が降ってきたりもしたのだけど、アーケードに逃れてうどんを食べて店のオバちゃんと話をして時間をつぶしているうちに止んだし、帽子屋さんでは店主のおじいさんと話を少ししたら気を良くしておまけしてくれたし。なかなか充実したポタリングができました。今度は少し手前の彦根の町でもうろついてみるかな。



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