OutDoor遊び日記


5月17日(木)
病み上がり、撮影ドライブ!

ようやっと体調が回復してよかったのだけど、カヌーはキャンセルおまけに天気も朝のうちは悪いと言う事で何もする事が無く、急きょ入った仕事を終わらせてから雨が降ったり止んだりする空を眺めて考えていた。
もう少しすれば晴れてくるはず、そうしたら出かけよう。自転車?雨上がりで×、トレッキング?これまた同じ理由で×、野鳥の撮影?行きたいけど大事なレンズ(Ai ED800mm F5.6)を湿度の高い状態でわざわざ出したくないので×、じゃあこないだ譲ってもらったNikon F4sのテストがてらドライブに行ってみよう。うまくすると夕日の撮影が出来るかも。そう思いついたのが3時まえ(笑)。とりあえずビックホーンにスリックの三脚とドンケのカメラバックを積み込んで出発。

雨が上がったので早速お出かけ。
長野峠を越えてしばらく下ってから林道へ
整備された林道の脇に見え隠れする渓流。
ドンドン高度を上げていくと、どこかの高原
の道路みたいな(高原なんですが)気持ちの
良い新緑の間を走って行きます。
時折こんな事も、と言うかしょっちゅうですけど
この程度の落石は。この他の林道や高原に
通じるルートは表からのルート以外、落石&
崖崩れで通行止めでした。
この木々の間をオオルリが飛びまわって
いました。
さらに上がっていくと、おっきな風車が見え
てきます。

どこへ行くか全然決めない状態で、とりあえず山な気分(謎)だったので車を西へと走らせた。R163を山の方へと走って行くと青山高原の風車が良く見える。走り出してすぐは長野峠を越えてそのまま少し走った所にあるお寺にでも行って何か撮れるかなと思っていたのだけど、やっぱり山な気分で峠を越えてから林道へと入って行ったのでした。榊原から登る林道や桂畑からの林道は道幅が狭いのと雨上がりと言う事もあり、落石の恐れがあるのでやめた。後でわかったのだけど二つの林道はどちらも落石&土砂崩れで通行止めになっていたのでした。
渓流沿いの景色は桂畑の林道にはかなわないけど、こっちの林道はかなり整備が行き届いておりほぼ1.5車線で対向車が来てもほぼ問題なく通過できる。途中で気に入った景色があると車を止めて写真を撮りながらちょっとづつ登って行った。
だいぶ高度が上がってきてそろそろ風車が見えてくる頃かな?と思っていた時だった、窓を開けて走っていたところ透き通った綺麗な鳥の鳴き声が聞こえてきた。お、何かいるぞ!と思い車を路肩に止め双眼鏡を持って外に出る。すぐ近くの木々の間に青い鳥が見え隠れしていた、ひょとしてオオルリ?と心躍らせて双眼鏡を覗くとやはりそうでした。オオルリが木に止まってこちらの様子を伺っている、しばらくにらめっこした後オオルリは僕の頭の上を飛んで森の中へと消えていってしまったのでした。でもこんなに近所でオオルリが見られるなんてちょっと感激。この辺りはまだまだ雑木林が多く広葉樹が多く残っていることから、様々な野鳥が見られるのだと思う。


美里ウインドファームの風車です。高さ100m、ブレード一枚
の長さ40mのド迫力。この2機は強風の為停止してました。
でも動いている風車のブレードは思いっきりしなってました。
ビックホーンがミニカーみたいに見えますね^_^;

さらに登っていくと目の前に大きな風車が見えて来た。美里ウインドファームの風車、ブレード一枚の長さが40mもあるもんで目の前で見るとかなりの迫力。ブレード長25mの青山高原ウインドファームの風車でも十分大きいのに・・・。高台から見るとビックホーンがミニカーに見えてしまう。さすがにこの時間には誰も来ていない。
しかしもの凄い風だ。体が飛ばされそうになるのを必死にこらえながら写真を撮って青山高原ウインドファームへ移動。移動中に西の空が明るくなって来ているのが見えていた。お、この感じなら夕日をバックに風車の写真が撮れるぞと思い、構図の決まる場所を探してみた。するとすぐに目に付いた場所に入ってみるとなかなかの眺め、眼下には名張の町が夕日に反射して見え、その先には奈良の山々、一番奥で高く見えるのは居駒山?まさか。でも雲が思っていたよりも晴れずに重く立ち込めている。低く残っている雲と居駒の山の間に僅かな隙間があるのでそこに太陽が顔を出してくれるだろうと思い日没まで待つ事に。

青山高原ウインドファームの観光用の
駐車場に来てみても誰もいませんでした。
だいぶ日が傾いて来て、ふと思った。夕日を
バックに風車を撮ろう。
日の出、日の入りの場所を予測する時に
役に立つのがこれ!Kenko Sun Guide
透明なアクリル板にその月々の日の出と
日の入りの角度が線で書かれている。
コレを現地で直接見てもいいし、地図に
合わせて予測を立てるもよし。久々に使った!
で、日没までまだしばらく時間があったので
三角点まで走って行ってコーヒーを買って、
その後満開のツツジを少し撮影してから戻った。

日没の写真を撮るにはそれなりの準備が要るんだ、まず太陽がどこに沈むかを調べる必要がある。せっかく自分が思い描いた構図が決まってもそこにきちんと太陽が沈んでくれなくては意味がないからだ。そこでいつも車に常備してあるKenko Sun Guide を取り出して大まかな沈む位置を確認。雲の明るさの違いなんかから大体の予測は付くんだけど、たまに雲のいたずらで思っていたところと違う場所から太陽が顔を出す時もあるので、念のため。このグッズなかなか使える、月別に日の出と日の入りが透明なアクリル板に印刷されていて、ミニコンパスもついている。その場で使うときには水平に持って方角を合わせればおのずと太陽の登る位置と沈む位置が分かってくるというもの。事前に予測をする場合にも使える。たとえばある山と夕日又は朝日を重ねたいと思ったら、地図上にサンガイドを置いて方位を合わせる、そして撮影の月の線とその山を合わせると大体の撮影場所が特定できる。後はロケハンで現地に行って事前に調べて場所を確定する、といった具合だ。

でも夕日の写真を本気でやり出すと、仕事が手に付かなくなるから最近はやっていない。何故って?太陽の沈む位置って一週間もするとすぐにずれてしまうんだ。だから本当に精密に重ねたい物があるとすると、条件の良い数日しかチャンスは無いことになる。その条件のいい時に仕事をしてるととっても悔しく惜しい気分になる。だから今は偶然の美しさに触れて楽しむ程度の方がいいと思う、そのほうが得した気分になるしね。

思っていたより雲が晴れなかった。
もの凄い強風の中、太陽が顔を出すのを
待っていると。
ほんの僅かな時間だけ顔を出してくれました。
本当にいいタイミングの時はデジカメでは撮って
いないので写真がありません。

で強風の中、飛ばされそうになりながらも頑張ってやっと太陽が出てきてくれて、撮影することができた。でも上の雲から出たと思ったらすぐに下の居駒の山へと消えていってしまった。なかなか思うようには撮らせてくれないのが自然の面白い所だね。でも久々に綺麗な夕日が見れてかなり得した気分で帰宅したのでした。




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