OutDoor遊び日記


8月10日(金)
暑い日はシャワークライミング!

おりしも帰省ラッシュによる混雑が報道され始めた今日、この夏一番の暑さになり故郷に帰省する人たちは暑い中大変な思いをしているに違いない。地元で暮らしている僕は特にこの時期に帰省をすることも無く、とりあえず先祖の墓参りに行くぐらいだ。
で、以前からやってみたいと思っていてなかなか実現出来なかったものの一つに、シャワークライミングがある。最近はその名前も認知されてきていて、ああ沢登りの別名ねって感じなんだけど、他にも似たようなものでキャニオニングがある。僕の頭の中では沢登りを現代風にアレンジしたのがキャニオニングでそれとは別にとにかく遊び倒して、それほどきつくない沢で水浴び気分で登って行くのがシャワークライミングといった感覚でいる。
でも水遊び気分と言っても、当然遊びのフィールドは自然の中。特に安全に遊べるように整備されている物でもないので、装備はきちんとした物で意識も安全第一が大原則。間違っても海パンいっちょうで遊びに行く所では有りません(笑)。
ちなみにシャワークライミングとは「今回お世話になったアウトドアツアーのパワーゾーンさんの登録商標らしい」そしてその発祥の地が鈴鹿と言う事で、やはり本家本元を体験せずにはいられないだろうと言うこことで遊びに出かけたのでした。

登山道入口からしばらく登って行きます。 綺麗な水やゴロゴロの岩に期待が高まる。
日向小屋、ここがシャワークライミングの
ベースとなります。
小屋の前にはくつろぎながら食事も出来る
スペースがあります。

登山道入口の駐車場に車を止めて、10分ほど登った所に今回のシャワークライミングのベースになる日向小屋がある。そこで今回ガイドをしてくれるリュウちゃんが待っていてくれた。早速今日の行程の説明やレクチャーを受けてから小屋で着替える。レンタルのウエットやPFD、シューズもあるのだけど、普段使い慣れた物が良いと思い僕は全て自前で済ますことに。普段使っているPFDそのままで来たもんだっからナイフやカウテールも付いたまま。ナイフ持参で来た人は始めてと言う事で多いに怪しいおじさんになってしまったのでした。westyさんもシューズ以外ほぼ自前で、この2人はいったい何者?状態でした。最初はガイドさんに気を使わせるといけないかなと思ってレンタルを使おうとも思ったんだけど、逆に外遊びに慣れている事が分かってもらえば、ガイドさんにいらん心配をかけずに済むかと思い、そしてその他の情報も聞きやすいかと言うことで、今回の装備となったのでした。

注意事項を聞いてから出発。
ガイドのリュウちゃんについて登山道を少
し歩きます。
エメラルドグリーンに透き通ったプールが
今回のスタート地点。
水が冷たすぎて、しばらくカメラのレンズが
雲ったままでした。
身動き一つしないカエル。あっちこっちに
います。
あぶぁぶぁぁ〜滝に打たれたり お姫様抱っこで投げ落とされたり
滝つぼの岩の穴に入る入る 冷たくて気持ちいい〜

まずは小屋から登山道を少し下る。ただでさえ暑いこの日、ウエットスーツを着こんで歩いていると水に入ってもいないのにウエットがウエット状態に(笑)。少し下った堰堤のプールがスタート地点。エメラルドグリーンに透き通った水が見えると、とにかく早く水に浸かりたい衝動に駆られる。でもまずは水掛け合戦で体に水をかけて、それからせーのでプールに後ろ向きでどっぽーん。気持ちいい〜!早速写真を撮ろうとカメラを出したが、あまりの水の冷たさにレンズが曇ってしまいしばらくの間まともに写真が撮れなかった。
飛び込みなんかでしばらく水になれた後、いよいよ上流に向けてシャワークライミングの出発。大きな岩がゴロゴロと転がる沢をわざと難しいルートを選んで登っていく。途中ではいたるところに滝のようになった水の段差で天然のシャワー。でも水圧が強くてシャワーと言うよりも修行に近い物がある。

とりゃー!飛び込み2連発〜! 
Photo by westy
バク中でそりゃー! Photo by westy

どひゃ〜凄い水圧〜! (上)滝の裏側から
(下)泳いでいると当たり前のように
アマゴが泳いでいく。

大きな一枚岩をクライミングの要領で登る。
足の掛け方なんかの説明を受けるwestyさん。
何がいるかな〜って透き通った水の中を
覗くと。

あちこちに現われる遊び場所、所々のプールや小さな滝、岩くぐりなんかを続けながら先に進んでいく。途中いい頃加減の岩を使って簡単なクライミングの練習などもして進む。この沢は台風や大雨のたびに岩の位置が変るので何度来ても飽きないそうだ。でも水の力であの大きな岩がゴロゴロと転がって行くのを想像するとゾッとするけどね。
ここはとにかく水が綺麗、透き通った水の中を小さなアマゴが群れをなして泳ぎ回っている。水温が極端に低いせいかアマゴとヒキガエル?の小さなオタマジャクシぐらいしか見えないのだけど天然のアマゴとお友達になって小さなプールでプカプカと浮いているだけでもなんだか別世界にいるみたい。

アマゴとオタマジャクシはいっぱいいるんだけど、
他の魚が見れません。

(上)わざと水の流れている所で姿勢を
低くする僕。Photo by westy
(下)岩くぐりもあちこちに。Photo by westy
遠巻きに進めばなんてこと無い沢もわざと
きつい所を選んで進む。次から次へと現わ
れる段差をクリアーしていく楽しみがある。
Photo by westy

水の流れる落差を水に逆らって登る。
コレがシャワークライミングの醍醐味。
(上)westyさんも頑張って登る。
(下)水中バクチュウ〜(笑)

あちこちで遊びながら寄り道をしてゆっくりゆっくりと沢を登って行くと、最初に集合した山小屋の直ぐ下に到着。午前の部はとりあえずここで終了。一旦山小屋まで戻って持ってきた昼ご飯(カップラーメン)を食べながら冷えた体を温める。この暑い日にカップラーメン?と思うかもしれないが、知らず知らずのうちに体温が奪われているようで、カップラーメンが丁度いいぐらいなんだ。

カエルになりきれてないオタマジャクシ
小指の爪ぐらいしかありません。
プカプカと浮かびながら、ドザエモン状態
で観察中。

暑い夏の日差しにあたって体を温めていると、午後からの部の2人がやって来た。伊勢から参加の女性2人。いつも思うのだがこういったアウトドア系のツアーに参加するのは大抵が女性。ガイドのリュウちゃんも言っていた。参加されるのはたいがい女性だと。どうやらこういった非日常的ものに女性は積極的に参加する傾向があるようだ。やはり今は女性の方が元気がいいのかな

さてさて、そうこうしているうちに午後の部のスタート。やっぱり最初は水慣れから。いきなり手足を持たれて水中でわっしょいわっしょいお祭り状態からいきなり落とされたり、お姫様抱っこで水中にどボ〜ん。いきなりハイテンションで進めていく。

めっちゃいい天気〜! 午後からはメンバーが2人増えてにぎやかに。
水慣れのためにいきなり冷たい水でジャブ
ジャブされたり。
お姫様抱っこで投げ落とされたりしながら
体を水に慣らしていきます。
ちっちゃいけど立派なカエルの形になってます。 岩の下にはアマゴが群れ泳いでる。

午前とはコースが違い、今度は小屋から上流へ向かって登っていく。水に入って直ぐに感じた事は、午前より明らかに水温が低いこと。水が冷たくなっても相変わらずアマゴとオタマジャクシ、そしてヒキガエル?はあちこちで見られる。みわちゃんるみこちゃんもそれらのものに興味深々。岩の下を覗き込んだりしながら楽しそう。

ザリガニの気持ち〜って言いながら岩の
下にもぐる(笑)
こっちの岩の穴はもっと狭いぞ〜。
でも上から抜けられる。
基本の三点支持でどんどん上流へ。 クライミング的な技術も使いながら。
何々?何かいる? ちょっと大き目のアマゴが慌てて逃げて行った。

川沿いにはクライミングの練習に最適な
岩場が。
大岩滑り台に到着〜!みんな大はしゃぎ

後半にあった大岩の滑り台で大興奮。初めは怖がって全然滑らなかった2人も僕らが楽しそうに滑るのを見てだんだんその気になってきた。しばしこの場所で滑って遊んだのでした。

後ろ向きで〜 頭から着水〜

名づけてニャンコ滝。岩の模様が猫の顔
に見える?
逆上がりをしているのではありません。
倒木を使ってリンボー大会(笑)
大岩を持ち上げるwestyさん。 ここでも水中バク中〜、おまけで2回転

最後の最後、綺麗な水をたたえたプールの先に一筋の滝が見えてきた。高さ的にはそれほど高くない(でも3m以上はゆうにある段差)を水をかぶりながら少しづつ確実に登っていく。これも全員が登りきりました。
この後westyさんは紫クチビルになってるし、吐く息がなぜか白くなっている。後の2人もかなり寒そうなので終了する事に。でもかなり色々と楽しめた一日でした。近くには温泉もあることだし、体を温めて帰るのもいいね!

最後の最後で滝をよじ登りました。
この辺りで体が冷え切ってきたので終了!

と言う事で新たな外遊びのフィールドを開拓できた一日でした。しかしあの水の冷たさは強烈だった〜。




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