OutDoor遊び日記


10月28日(日)
写真撮り撮りお寺めぐり!

今日は久々に日曜にフリーになったのでちょいとお出かけ。でも前日までのえらい雨で「山の方はかなり厳しいだろうな〜、トレイルぐちゃぐちゃだろうな〜、カヌーも風が強そうでやだな〜、川は濁ってるんだろうな〜」と思いながら最終的に決めたのが、多気町の丹生の周辺で写真を撮ったり、トレジャーハンティングしたり、自転車で走り回ったりする事だった。
そそくさと荷物をまとめて車を走らせる。行きは少しでも早く現地につくために勢和多気ICまで高速を使った。インターを降りてすぐのところにあるおきん茶屋の脇から丹生の方へ向かった進んだ。今日のまず初めは近長谷寺に行く事、といってもお参りをして帰るだけではない。このお寺の所から少し上に登った山の上に城跡があるので、そこでちょいとトレジャーハンティングをしようと思ったからだ。ここの所続けて古銭を見つける機会があったので、出来れば金属探知機で古銭を見つけてみたいという気持ちが強くなり色々と探す場所を調べていたんだ。古いお寺や神社ではよく見つかるそうなんだけど、やっぱりお寺や神社の敷地内ではそんな事は僕は出来ないので、そこへと続く古い参道だったり城跡なんかを今は探している。

まずは近長谷寺の駐車場に車を止めて。 狭くて急な参道を登って行く。これが自転車を
押してだとかなりキツイんだけど今日は歩き。
(上)今日は年に一回の屋根の大掃除とのこと
でした。(下)この障子の中にご本尊があります。
200円払うと中でじかにこの十一面観音を
拝見できます。高さ6.6mのかなり大きな
観音様でした。当然中での撮影はできない
ので障子の所に写真が張ってありました。

まず近長谷寺へとキツイ坂道を登って行くと、なにやら人が大勢来ていて大掃除をしているようだった。中には屋根に登って落ち葉を落としていたりと、なんだか賑やかだ。本堂に入るとここのおばちゃんが「今日は年に一回の屋根の大掃除だもんでね〜」と教えてくれた。そして「今日は観音様見ていかれるんかい?」と聞いてきたので「え?中で直に見れるんですか」と訪ねなおして目の前に張ってある紙を見ると、「中に入ってご覧になれます200円」と書いてあった。今まで何度か来ていたがそんなのを見たのは初めてだったので、見せてもらう事にした。高さ6.6mの十一面観音はかなりの迫力。観音様の中でも右手に錫杖を持っているのも珍しいとの事。案内のテープを聞かせてもらい本道を後にした。
一旦お寺の敷地から出て山の方に入っていく、近津長谷城址が山の上にあるので登って行ったんだけど、一旦綺麗に整備されて階段を作り直し、砂利を入れてあったがそのままほったらかしてたらこうなった、って感じのえらい事になっていた。でもめげずに、城の石垣の残る周辺を探知機を振り振りしてみるが、何も反応しない。したと思えば空き缶や鉄筋コンクリートの断片だったりと散々。

何故か?お寺なのに鳥居がある。
山の神様など同じ境内の中に神仏がいっし
ょにあるんです。
一旦敷地の外に出て、しばらく階段を登って
行った先に近津長谷城址がありますが、草ボ
ーボー、お宝なんて出てきそうにありません。
別の場所へ移って、旧参道の辺りを探索。 でも出てきたのは古い錆びたカマだけでした。

すこしして、早めに諦めて降りることにした。お寺からも下って、車の置いてある場所のすぐ近くに、昔使われていたであろう参道らしき小径を発見。どうせダメだろうと思いつつも少しだけ調べて見ることにした。するとすぐに反応が、でもあまりにも反応がはっきりしすぎている、「これはまたゴミだな」と思いつつも少しだけ土を掘ってみる。すると出てきたのは錆びてボロボロになったカマ・・・・・・やっぱりこんなもんか。これ以上やっていても何も出てきそうにないのでとっとと片付けて次なる目的地に向かったのでした。


山を下って丹生の町にやって来た。とりあえず丹生大師の無料駐車場に車を止めて、Bikeを下ろしひとまずウロウロと周りの様子をみながら進んで行くと、大きな山門の斜前に丹生にきた観光客の為の施設で道の駅みたいな感じの施設「ふれあいの館」に寄ってお昼にすることにした。腹いっぱい食べるとこの後走るのに影響が出そうなので、かんたんに大師そば400円で済ませてから丹生の町散策に出かけたのでした。

トレジャーハンティングは諦めて、丹生の町を
ウロウロと走る事に決定。すぐ向かいにある
ふれあいの館で腹ごしらえをしてしゅっぱ〜つ。
和歌山別街道の通る辺りではあちこちに、
道標があります。
お寺以外何も無いと思っていた所にも
最近は色々な施設出来ているようです。
とりあえずは山の方へ向かって走ることに。

まずは山の方に走って行き、丹生の水銀坑跡があるらしいので行ってみる事にした。メインの道路から少し入って行くと看板にアジサイの小径やら立梅用水やらあっちこっちと案内してくれている。何故か水銀坑跡だけ看板が別でちょっと朽ちかけているのが気になったが、そのまま走って行った。
すると、他に何も周りにない所にいきなりなにやら建物と車がいっぱいになった駐車場が、なんじゃこりゃ?看板には「まめや」と書いてあり道から通りすがりに中の様子を覗いてみると、なんだか惣菜的なものや豆腐の文字が見えた、「きっと豆腐の美味しいお店なんだな」と思いそのまま通過。後で気になって自宅に帰ってから調べたら、農業法人せいわの里というところが運営している「まめや」という地元の野菜や自然素材にこだわった昔ながらの料理が食べられるところだと言う事だ。かなり有名な所らしくて、土日なんかは営業前から並んでいるらしい。今度一度平日に食べに行ってみたいな。

途中、周りは何も無い所に忽然と現われた
施設が「まめや」駐車場は車でいっぱい。
いったい何の施設かと思いきや、大豆を使った
ヘルシー料理のバイキングや美味しいお豆腐
なんかがある農業法人の経営しているお店で
した。でもすごい人気なんですね。
車がいっぱいあった所からは離れて、アジサ
イの咲いてない あじさいの小径 を横目に看板
の案内にしたがって、山へと入って行く。
変った形の綺麗な花が咲いていました。これなんて言う花?
到着!まず目に入って来たのは、水銀
の精錬施設。
昭和の時代にこの機械が発明されて一気に
水銀の生産量があがったそうです。
水銀坑の跡、左が昔からの穴で、右は昭和
に入ってから掘った穴だそうです。
この地の水銀が無ければ、奈良の大仏は
できなかったとまで言われています。
水銀坑を見学した後は、花の咲いていない
あじさいの小径を走って立梅用水を横に見な
がらとりあえず走ってみました。

でもって、案内板にしたがって山の方へと走っていくと、とうとうダートになってしまった。しかも昨日の雨でぬかるんでる所も少しあった。それでもめげずに進んでいくと、目の前になにやらへんてこな形をした錆びた鉄管が三本並んでいるのが見えた。案内板を見ると水銀の精錬装置だそうだ。この地の水銀は昔は奈良の大仏などの仏像を作るのや、おしろいの原料となってとても重要なものだったらしい。
精錬装置から少し横の山の中に坑道への入口がある。昔からの入口と、昭和に入ってからの入口と両方があり当然中へは入れなくなっている。

水銀坑の跡を見学した後は、特に目的を決めずに気になった方へと曲がっていった。するとさっきから気になっていた水がとうとうと流れる用水。たんなる農業用水にしてはこの時期にコレだけ水が流れているのは不自然だ。じゃあこの流れに沿っていけるところまで行ってみようと思いズンズン、花の無いアジサイがず〜っと並ぶ道を進んでいった。この道、アジサイが咲いた時には凄い綺麗なんだろうな。そういえばアジサイ一万本計画とかってどっかの案内板に書いてあったっけ。そんな事を思いながら進んでいくと突如道が行き止まり。そしてその先には手彫りのトンネルが。用水のトンネルなので当然人は通れません。でもこのトンネルだったかもう一つのトンネルだったかでこの用水を利用したイベントの中で、小船を使って用水を流れ下り、トンネルもくぐれるってやつがあったのを思い出した。
う〜ん面白そう、一度くぐってみたい。全長の短いリバーカヤックでシングルパドルか竹ざおで漕いだら面白そう。

(上)用水を下の田畑に流す為の滝が
あったりします。(下)コンクリートで完全
に整備されてはいますがすぐ横の岩には
ノミの跡が残っていたりします。
そしてこれ、手彫りの洞窟。用水の為に掘られ
た洞窟が、ここの他にももう一つあります。
6月にはこの用水を小船でドンブラコッコと流れ
てこんな洞窟をくぐれるイベントもあるそうです。
一度くぐってみたい。リバーカヤックなら行けそう。

この用水、実は江戸の後期に西村彦左衛門為秋翁という人が陣頭指揮をとって作ったという。この辺りは櫛田川の川面がだいぶ低い位置にあり昔から水が慢性的に不足しており、なかなか作物を作るのが大変な場所だったらしい。そこで今の飯南町粥見からおよそ30km、総工費今のお金に換算して30億円もの巨費を投じてこの用水を建設したそうです。この地区の人たちで立梅用水と西村彦左衛門為秋翁の事を知らない人はいないとのことです。

で、一旦用水から離れて再び丹生大師周辺まで和歌山別街道を少したどって走ってみた。なんどかこの周辺を自転車で走った時にこの和歌山別街道と言う名前を目にしてはいたんだけど、実際走るとやはり古い造りの家が多い事に気が付く。そしてその途中に椎茸せんべいの看板発見!今回は買わなかったんだけど、友人に言わせると、とても素朴な味のヘルシーな感じのせんべいらしい。実際、丹生大師前のふれあいの館でも売っていたが、そんな感じがとてもよく漂っていた。

和歌山別街道の途中に丹生名物の椎茸せ
んべいの工場がありました。
この周辺には、やはり古い家が多いです。
大きな虫籠窓のあるお屋敷。
道の曲がり具合なんかが旧街道の雰囲気
をかもし出してます。
立梅用水建設者 西村彦左衛門為秋翁の旧
宅だそうです。この辺りでこの人を知らない人
はいないそうです。
そしてコレが西村彦左衛門為秋翁の銅像。

和歌山別街道から丹生大師を望む。 (上)ここにも道標(下)道端に子安地蔵
がありました。

和歌山別街道を走り、丹生大師の近くまで戻って来た、で今度は何所に行こうか?そうだ来る時に横を通ったおきん茶屋に行こう、そう思った。なにもわざわざ自転車で行かなくても、帰り道に車で買いに寄れば済む事なんだけど時間もまだあるし、なんだか行ってみたくなったのでそのままスペシャ号で走って行ってしまった。
途中、季節外れのアジサイの花を見たり、用水から滝のように流れ落ちる水を見てのんびりしたりしながらおきん餅を買って再び丹生の町へと向かったのでした。

さて、ちょいと足を伸ばして、R42にある
おきん茶屋まで来て、名物おきん餅を
購入。美味しいですよ〜。
この茶屋は江戸時代からあり、ちょうど伊勢へと
向かう道と、奈良へと向かう道,そして熊野への
道の追分だったのでさぞかし人で賑わったんで
しょうね。でもかなり山の中だけどね。
町のあちこちで用水の流れる水の音が
聞こえてきます。
おや、季節外れのアジサイが咲いていました。

でもそのまま戻ってしまっては面白くもなんとも無いので、地図を確認して櫛田川の方へと進んだ。この辺りは本当に川面が随分と下のほうにある。川の両岸はず〜っとゴルジュ帯になっていて河原なんて全然見当たらない。流れもけっこうあって、あちこちに瀬やホール、段差がありリバーカヤックやダッキーなら結構楽しいんじゃないかな〜って思った。
しばらく川の流れに沿ってウロウロと走ってみたが特に川に降りられそうに無いので、再び戻る事にした。

(上)街並みを外れて、櫛田川沿いを走
ってみる。(下)天気もいいのでGPSの
誤差はおよそ5mほど、見通しが利くと
3mなんてことも。やはりMSASの効果
があるようだ。
両側がゴルジュ帯の結構流れがある櫛田川。
ダッキーで下ったら面白いだろうな〜。写真で
はほとんど見えないけど結構瀬もありました。

丹生に戻る途中、GPSの画面上では櫛田川のすぐ横に用水が流れている事になっているが、それらしきものは見当たらない。そうか!もっと高い所を流れているのか、そう思い道路から山の方へと伸びている一本のコンクリート舗装の道を見つけた、きっとこれだ。そう思いかなりの激坂をBikeを押して登りきると、予感的中!立梅用水が流れていたのでした。少し用水沿いにダートを進んで行くと、突如また洞窟が見えてきた、GPSで確認すると、さっき見つけた洞くつの反対側に来たのがわかった。向こう側が見えていて水深が浅いから、なんだか歩いて行けそうな気がするけど、それはちょっと怖いのでやめた。

川沿いの道から少し山の方へと登って行くと ここにも用水がありました。さっき見た巣彫り
トンネルの反対側です。
鬼瓦がずらりと並んだお寺の横。
で写真を撮る僕と自転車の陰。
狛犬も。なんだかかなり古そうです。

用水の流れる日の当たる土手に座って、ふれあいの館で買って来たあおさ入りのパンを食べながらしばし水音を聞きながら休憩。その後は最後に残しておいた丹生大師の散策をすることに。人影もまばらなと言うかほとんどいなくて本当に日曜日なの?って言うぐらい静かな境内のあちこちで写真を撮ったりお参りしたりしながらのんびりとした時間を過ごしてから帰路についたのでした。

最後はヤッパリ丹生大師に戻ってきて
お参りです。
写真を撮り撮り、しばらく散策をしてすごした。
でも日曜日なのにこの人の少なさって・・・・。
すぐ横にというかほとんど同じ敷地内に
丹生神社があります。
しばらくボーっとして過ごしました。

紅葉してくるとまた綺麗になるんでしょうね。

今度来る時は多分松阪からトレイルを走って来るいつものパターンになると思うけど、その時は是非「まめや」でランチバイキングかオヤツを食べたいもんだ。



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