OutDoor遊び日記

1月20日(日)
迷って迷って山の中!

とれとれミニ伊賀の道

5年ぶりの“とれとれミニ”の参戦となったこの日、勝手に命名“チームヤダサイ”のメンバー、ダメオ親父とH君そして僕の三人が温泉地で有名な榊原温泉に集まりました。僕は5年前と6年前に二度ほど、とれとれミニには参加したことがあったんだけど、後の2人は初参加。正月の初乗りの時に声を掛けたのがきっかけで一緒に出ることとなったのでした。
今にも雪が降り出しそうな寒〜い朝、集合場所の駐車場に続々と集まってくるとれとれ参加者の面々。受付を済ませて準備を進めていく。このとれとれと言う競技、MTBで山を走っている人なら一度は耳にしたことがあると思うのだけど、地図を見てそれに従い各チェックポイントやクイズポイントを廻ってくるといったラリー形式の自転車版オリエンテーリングなのだ。
コース図を渡され、ブリーフィングで各ポイントや危険箇所などの説明を受けいよいよスタートとなる。この地図を見ると言う事から、各自色々と凝ったマップホルダーをBikeに取り付けている。今回僕も試行錯誤した結果、百均とホームセンターで材料をそろえて作成。さてさてどうなることやら・・・・。

かなり冷え込んだ朝、どうなることやら。 ウォームアップにKOUの自転車で遊ぶH君。
ブリーフィングでルートの注意点などの説明
を受けMapに書き込んだりしていきます。
さあ、いよいよスタートです。

スタートしてすぐはしばらくの間アスファルトの登り。たまたま僕は2日前にこの道を通っていたのでどの辺でどれぐらいの斜度で何があってと言うのは途中までは頭に入っていたから、結構余裕があった。でも途中からはルートがアスファルト道を外れて送電線の巡視路へ入りいきなり担ぎ上げ。おまけにすぐに踏み跡は無くなり地形図を頼りに鉄塔までの山の中をさまよう。この後も一旦鉄塔まで上がったあとさらにその上のピークまでまたまた道の無い山を担ぎ上げる。その先に三角点があるのだけど、こんな所にどうやって来たのって言うような所に石の祠とその近くに三角点そしてその場所には三角点ハンター(Pハンター)の目印のプレートが・・・・。またまた、おそるべしPハンター。

いきなり舗装路の上り坂。そういえば僕、2日前
にこの道走ったっけ。
さて途中からは鉄塔まで担ぎ上げ、途中から
道はほとんど無くなり、MAPが頼りに。
目標物発見!いつ誰がこんな所に立てたのか
分からないが石の祠があります。
そして、こんなところの三角点にも、Pハンター
は来ていました(笑)

で、一旦ピークに到達した後はご機嫌のST(シングルトラック)ダウンヒル。うお〜〜気持ちいい〜楽しい〜と口々に言いながら楽しく下り降りていく。そしてあまりの気持ちよさにそのまま下りきってしまったのでした。肝心なクイズポイントをまったく無視して・・・・・。たまたま同じ時にいたほかのバイカーがポロッと口にした「あんだけ気持ちいいとクイズポイント見落とすよね〜」って。その瞬間「へ????」次第に青ざめていく3人の顔。「戻れ〜」慌てて元来たルートを引き返し、STの入り口にBikeを置いて徒歩で目標を確認しにいったのだった。

僕の自転車知りませんか〜? 実はクイズポイントを見落
として歩いてその場所まで戻ってるところでした(涙)

どうにかこうにか、チェックポイントに到着。ここで熱いココアとお菓子をもらい一休み。今の順位はっと・・・・えっ、後ろにあと5人しかいないの?このままじゃブービーの可能性も出てきた。いやいやブービーならまだいい、足切りされる可能性だって出てくる。今回は途中で2つのチェックポイントがあり時間内に到着しないと足切りされて、レースをあきらめてリエゾンして帰らなければならなくなっている。
それだけは避けたいと思い、早速走り出したのだけどすぐ先でいきなりルートロスト。他の選手達もうろうろとこっちの道か?あっちの道か?いやこの谷に下りていくんだよきっと。など右往左往している。この辺できちんと地図読みが出来るかどうかで疲労感がまったく違ってきているようだ。当然僕らは迷ってます(笑)。

チェックポイントでは暖かい飲み物や、おやつ
が待っていてくれます。
地すべりの場所でお約束のボケをかます
自称KYなダメオ親父(笑)。

この後は色々とルートを巡って走ったのだけど、思わぬところでまたルートをロストしてしまいダメオ親父&H君とはぐれてしまった。仕方ないので僕は自分の信じたルートをとりあえず行ってみることにした。運良くこれがアタリでそのまま無情な僕は連絡の取れない2人を置いてきぼりにして進んでいってしまったのでした。
とちゅうで、猟犬が山の中でワンワン吠えている中をおびえながら登って行くような所があったりしたが、次なるクイズポイントの鉄塔の所でパンク修理をしている人と一緒になり、そのまましばらく進んでいくことになった。次なるチェックポイントではぐれた2人のEL(時間切れ)が確定した事を知った。じゃあなんとか僕だけでも最後まで走りきらねば。まあでも先はあとひと山超えるだけだから問題ないね〜なんて思っていたのが大間違い。最後の最後で地図読みがきちんと出来てるかを試されるようなコース設定となっていたのでした。

一人でさまよう山の中・・・・猟犬が近くで
ワンワン吠えてた。僕は獲物じゃないよ。
一旦舗装路に出て、後はもう一山。やっと楽
出来るかな?って思ったのが大間違い。
最後の最後で、ご機嫌な落ち葉のダウンヒルが待っていました。

あっちだよ〜、いあやぁこっちかも〜なんてウロウロと数人の参加者がルートを探す。あまりにもぐちゃぐちゃの籔コギになっている場所もあるがどうにもルートとは思えず、僕は一旦戻り落ち着いて地図を確認することにした。すると、今までルートと思い込んで入っていっていた道は谷にあるのに対して、地図上では高度を上げていく尾根道になっている。「そーか〜、だめもとで行ってみよう」ともう一人のバイカーと一緒に入っていく。すると地図通りに分岐が出てきた。その後は気持ちよくU字状にほれた落ち葉のトレイルを気持ちよく下りきりアリベ(ゴール)に到着。
その後も、次々と団子状になってあとのバイカーが到着。みんなホッとして、アリベに用意してあった暖かい飲み物やお菓子をまるでハイエナが獲物に群がるかのごとくあっという間にたいらげてしまったのでした。
ある程度落ち着いた所で、デパール(スタート)へとリエゾン(競技以外の移動)で戻る。

無事ゴールできた面々。食べ物にハイエナの
ように群がりあっという間に無くなってしまった。
アリベ(ゴール)からはリエゾン(競技以外の
移動)でデパール(スタート)まで戻ります。

アリベに到着してから、しばらく待ってやっと二人が帰ってきた。どうやら足切りが確定してから、チェックポイントでご馳走にありついていたらしい。まあともかく三人とも無事に戻ってこれたからよしとするか。簡単に片付けてから、温泉に入りゆったりと冷えた体を暖めた後、全員集合の表彰式へ。和気藹々と各賞の発表があり受賞者がコメントを言う。全員がコメントを強要されることも無くとてもアットホーム。

片付け終わって、日本三大銘泉のひとつ
榊原温泉でひとっ風呂。
その後は宴会場で和気藹々と表彰式。
はい、みんなお疲れ様でした〜!

いつも、終わると思うこと。
「もっと、地図読みをきちんとできるようにならなければ」。そう、普段山に入っているとはいえ地形図の読み方自体が道(細道を含む)を基本に考える頭になってしまっているようで、山の中には地形図に載っていない細道があったり地形図上にあるはずの道が無かったりなんて事はあちこちに存在するわけで地形を読んで進んでいくことをあまりにもしていないことに気がつかされた。何のために地図読みのワークブックで練習したのか分からないな。



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