OutDoor遊び日記

9月7日(日)
列車に乗ってどこ行こう?
JR名松線


最近の日曜日の遊び場の選択は難しい。KOUが楽しめる場所と言うのはもちろんな事、それと身重のママが歩けるレベルの移動距離で、もちろん僕が楽しめないと駄目。だもんでここ最近は地元のイベントにお出掛けすることが多くなっている。でも、今日は列車に乗ってどこ行こうの名松線編となった。
その線の端から端まで乗るのがマニアなんだろうけど、僕らはマニアでも鉄っちゃんでもなんでもない、ただ単に鉄道の雰囲気や車両が好きなだけの家族。だから家から一番近くて車を置いておけて、そしてお昼のお弁当が買える便利な駅から乗り込むことにした。
無人の一志駅から乗り込むと、不思議なほど名松線の車内は混んでいた。座れる場所はあるんだけど、ほぼ対面式の座席は埋まっている状態。しかもデジカメを首からぶら下げているような人が駅のたんびに窓から写真を撮ったり、運転席の近くにいて前方の写真を撮ったりしていた。初めは「あ〜鉄道好きな人が数人乗っているんだな」と思っていたんだけど、その判断は家城の駅に着いた時に間違っていたと気がついた。全線が単線区間の名松線。途中列車が行きかう場所はただひとつこの家城駅だけだ。そして家城の駅に到着すると駅員が直接手で通票(単線区間を安全に通行する為の特定のしるしのついたわっか)をやり取りする光景が見る事が出来るんだ。家城駅に到着するやいなや、何人もの人が降りていって、その通票の受け渡しの様子をカメラに収めているではないか。そう、こんな事を知っていてそれをカメラに収めようと目の色を変えて列車から降りていく人たちは「鉄っちゃん」に違いない。
ここ数年鉄道ブームが再燃して、全国各地に出没している鉄っちゃん。そして最近はローカル線が流行っているらしくこんな田舎の駅にって言うようなところにも出没しているらしいが、まさかこの名松線にも来ていたとは。
電車乗るの〜せんろ〜の連発! 一見公衆トイレと見間違うほどの簡素な建物が一志駅。
一本だけず〜っと伸びる線路、周りは田んぼや畑ばかり。 運転席のすぐ横には運賃箱があります。
段々と周りの景色に変化が。 車ではよく走る場所も、鉄道からだとまるで違う景色に見える。
何度も鉄橋で川を渡ります。 (上)外の景色が気になって仕方が無い。(下)到着〜
名松線の一番端っこの駅、伊勢奥津駅です。 構内にはその昔SL時代に使われていた給水塔がシンボルとして今でも立っています。

一志の駅を出発して約一時間、川沿いの最高のロケーションの中を走って行く列車はようやく終着駅の伊勢興津に到着した。ホームに降りると大勢の人たちが車両や周りの駅舎や名物の給水等なんかを盛んにカメラに収めている。平日ならあっという間に駅の周りには人がいなくなってしまうような場所なんだけど、いつまでも人が駅の周りにウロウロしている。それもかなりの人数が・・・・・。

僕らはとりあえず座る場所を探して、買ってきたお弁当を食べることにした。天気も良く、日の当たる場所では結構辛いものがあるので、駅舎の中の待合にあるベンチが運良く座れたのでのんびりと食事を済ませた。
食後、ママは歩き回るのが辛いので僕とKOUで近所を散策。近くに流れる川を見に行ったり、旧伊勢本街道沿いの古い家を見たりとウロウロ。でもその間にも何人もの先ほどの列車に乗り合わせた人たちに会った。
本来ならもっと旧街道沿いを散策してから帰りたいところなんだけど、13:37の帰りの列車を乗り過ごすと15:14まで無いからKOUと身重のママを連れてはちょっと無理。
蔵と赤い自転車
KOUと二人で駅の近所を散策 あっちへウロウロこっちへウロウロ
伊勢本街道の道しるべ 虫さんいないかな〜? 昭和の匂いが
虫さんみ〜っけ さあ帰るぞ〜

出発10分前には列車に乗っていただけますとのことだったので、ぼちぼち出発前かなと準備をして、トイレに行ってから列車に乗り込むと、満員とは言わないがまったくフリーで座れる座席は残っていなかった。なんとか横向きの座席に三人座れたんだけどこんなに人の乗った名松線を伊勢奥津で見たのは初めて。
一般の人もいたが、どうやら帰りの列車に乗り込んだ3分の2以上は鉄っちゃんだったようだ。一本前の列車に乗ってきて、駅の周辺を散策をしっかりして、その後乗ってきた人もいたようだ。
出発して走行中も、列車の最前部に一人で陣取り写真を撮りまくるおそらく60代のおじさんや、大判の時刻表に付箋をいっぱいつけてあるのを持って、何かしきりにノートに書き込んでいる人など一種独特な雰囲気の車内だった。

伊勢奥津からこんなに大勢の人が乗るの初めて見た(笑) 帰りも窓の外で移り変わる景色に釘付けのKOU。
電車楽しいね〜KOUこれは汽車だよ 山里の風景を見ながらのんびりと乗れます。もう少ししたら彼岸花が綺麗だろうし、紅葉もいいだろうな。
家城駅での通票の受け渡しをカメラに収める人たち。 電車さんばいば〜い!

周りがそういった人ばかりで、僕とKOUが車両の中を移動して色々と見て回っている時、ママは何だか異様な雰囲気に、「パパ、KOU早く戻ってきて〜」って心の中で叫んでいたそうだ(笑)。まあ悪い人はいないんだけどね。しかしいつの間に名松線はこれほど鉄道マニアが乗ってくる路線になったんだろう。一時期はマニアも目を向けない超ローカル線だったんだけど。そうか!無人列車が走ったのが原因の一つか?(笑)まあそのほかにも美杉町が色々と最近がんばっていて観光客を呼び込もうとしているようなんだ。

車に乗り換えた後、再び山のほうへ戻り観光栗園の様子を見に行って見ることに。 まだまだ青々とした栗がいっぱいでした。
お次は、栗園の近くの名水に立ち寄りましたが、順番待ちがいっぱいでした。TVで紹介されてから特に多いらしい。 しょうがないね〜今日は帰ろうか。
しばらく待っている間に、その場にいたおじさんからKOUが栗をもらって大喜び。  帰り際、名松線が走って行くのが見えたのでお見送り〜!

さてさて無事に一志の駅に到着した後は、途中で寝てしまったKOUを車にそのまま乗せて再び名松線沿線を上っていった。なぜか?それは家城の駅の近くにある観光栗園の様子を見に行くためだ。
ぶどうや梨もいいんだけど、とりあえず近くに来たんだからどんなもんか様子を見に行ってみた。で、まだ今年は早いみたいで栗園を開いてはいなかった。その後はその近所の名水のある場所へ行ったが、あまりにも水汲みの順番待ちが長そうなので今回は諦めて撤収。
とまあ、あれやこれやと名松線沿線でウロウロとして楽しんだ一日でした。


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