OutDoor遊び日記

9月25日(木)
絶景の島に渡って色々と!


かなり久々のカヤッキングとなった今日、結局バロンさん、鯖さん、僕の三人で見江島へ行って来たのでした。でも今回の行き場所を決定するまでにあれやこれやと目的地が変わったのでした。

●まずは前回大雨でお流れになった、宮川カヤッキング&サイクリングのリベンジ。
●続いて去年、海山のシーカヤッキングで、僕だけ入れなかった蒼の洞窟リベンジ。
●そして、ファルトにはやや不向きな出艇場所ではあるが、お手軽に楽しめる古和浦。
と、気象条件なんかを見つつ、悩んでいたんだけど、当初はバロンさんと僕の二人だけになるようだったので、のんびりと古和浦にしようかって事に一度はなった。
だが、前日に鯖さんからなんとか参加できるよ、って事で心強いメンバーが参加になった。そして前日の夜に色々とチャットで話をしていると、見江島行こうよってことになり、とりあえず当日の気象条件を見てからってことで行き道に考えようと言うことになったのでした。

で、様々な気象データから見江島大丈夫でしょ!ってことで久々に見江島へ漕ぎに行くことに決定となったのでした。

さてさて、艇を組み立てて出艇準備。 あの岬をまわって、しばらく行くと島ですよ。
日を受けてシルエットのカヤックもいいね 思いっきり青空になってきた
岩場には波が打ち付けていました 穴があれば入ってしまいます。貫通している洞門

途中のコンビニで昼ごはんの買出しを済ませ現地に到着。今回は僕とバロンさんは艇を組んで行かなかったので、早速艇の組み立てに入った。久々に現地での組み立て、到着してすぐはやや薄曇で丁度いい気温だったのだけど、すぐに青空に変わり、思い切り日が照ってきた。日が照ってくるとこれまた艇を組むのが暑い暑い。二人とも汗だくになりながらなんとか組み上げて出艇準備完了。
「さてそれじゃあ行きますか」青空の気持ちのいい海へと3艇のファルトは出艇したのでした。
漕いでいてもそれほど波やうねりは感じないのだが、岩場には波がぶつかり白い波しぶきとなって飛んでいる。とりあえず半島の先へと向かって漕ぎ進みまず初めの洞門をくぐる。潮は上げ潮に変わってまだそれほど経っていないため若干潮位が低いがなんとか通り抜けられそうだ。洞門をくぐってすぐに直角にターンする水路のような状態で、波によって艇が揺られ気を抜いていると岩場に乗り上げそうになる。
洞門を抜けた後は、すぐ近くのかさらぎ浜はスルーし半島と島の間の海峡を目指した。このとき今回の目的地の沖合いに見慣れない船影の船が。形からしてひょっとすると巡視艇かもと思ったのだけど気にせず進んだ。この海峡は浅いし岩場だらけだし、波がぐちゃぐちゃときている。とりあえず近くまで行くがかなり高い波が岩の間でブレイクしている。最初は「こりゃ無理かも」と思ったが、なんとか抜けられるルートが無いものかと探すと一本だけ抜けられそうなルートが見つかった。その場所だけは高い波はブレイクしていないが、抜けて行く途中岩にぶつかって複雑になった波が右から左から前から後ろからとあらゆる方向からやってきてかなりスリリング。
岬と島の間の岩礁地帯をぐちゃぐちゃの波にもまれながら潜り抜ける。  島の南側の海域に出ると、途端に海の様子が変わりました。
海食洞窟を見つけるととりあえず入ろうとする。 洞窟の奥からは「どど〜ん、どど〜ん」と重低音の波音が不気味に響いています。

海峡を抜けて波の寄せる太平洋側へと出ると、さっきまでとは状況が違う。ザブーンザブーンと岩場にたたきつける波の勢いが強くなっている。艇も揺られ時折バウに波をかぶるが安定感のあるファルトで漕いでいるのでまったく心配は無い。逆に波に揺られながらすぐ横の岩場の白波を見ながら漕いでいると「う〜ん海を漕いでる」って感覚になり気分が乗って来る。
そして、ここは海食洞窟がいくつかある。その中でも比較的大きく、艇が中に入れる洞窟へと入って行く。時折波のセットが入ってきて洞窟の中でかなり大きく上下に揺れたり、洞窟内に入った波がもの凄い重低音と共に洞窟の奥から潮を吹いたりとかなりスリリング。
島を回り込むまでのしばらくの間は波が高くなります。でも海を漕いでる〜って気分が盛り上がってきます。  この崖の上に灯台が建っています。ここまで来ると海の様子もまったく違ってきます。

でも、灯台のある島を少し回り込むとウソのように波が静かになる。海の上から灯台のある断崖絶壁の上を見ると人影が。ん、こんな所に何で人が?ひょっとすると、さっき海峡を通過する前に見えた船はやっぱり海上保安庁の巡視艇か?そして灯台の管理に来ているのかもしれない。この予想はその後ピッタシカンカンとなったのでした。でもどう見てもあれは絶壁の上で記念写真撮ってる。

島をぐるりと回り込み今回の目的地の浜に到着。浜の前では小さな漁船が止まっていた。漁をしているでもなくただおじさんが一人のんびりとタバコをふかしながら座っていた。何してるんだろう?沖合いには重視艇が止まってはいるがゴムボートは見たらないし、ひょっとするとこの船がはしけ代わりに人を乗せて浜まできたんかな?そう思っていると、山のほうからゾロゾロと制服を着た数人の人がやってきた。やっぱり海上保安庁の人達だ。挨拶をして一人の人がやってきた。来るか来るかと思っているとやっぱり来た、そしておもむろに手帳を取り出して「どちらからいらしたんですか〜」やっぱり職質だ〜(笑)。まあ当然といえば当然、こんな無人島にやってきた怪しい?カヤッカー(笑)に職務に忠実な保安庁の人は声を掛けてきたのでした。
どこから来たのか?どれぐらいかかったのか?どこへ行くのか?などなど聞きながら僕の艇を見ながら色々と興味ありそうに聞いていたがあれはきっとそうやって聞きながら怪しい物を所持してないか?怪しい言動が無いか?見ていたんだと思う。そして別れ際に、僕の艇に積んであったシュノーケルを見つけて「わかっとると思うけど、この辺は漁師さんもおるでその辺(密漁)は気をつけてね」とやさしい口調で釘を刺して行ったのでした。
目的の浜に到着〜。何故か沖に海上保安庁の巡視艇と湾内に小型の漁船。 「ワタシナニモワルイコトシテナイアルヨ〜」なんて事は言ってませんが、職質を受ける僕。
「え〜君達は強制送還されるからね」うそうそ、保安庁のアンケートに答える二人。 とりあえず食材調達に行きますか〜!

職質の後はアンケート。保安庁の人も色々と大変ですね。さてさて保安庁の人たちが行った後はとりあえず昼ごはんのおかず探し。今回はすぐ横の岩場で取れる漁業権の発生しないあまり普段見向きもされないもので味噌汁作り。チョコチョコっと探しに行って集めてきたのが、亀の手、フジツボ、松葉貝、そしてよく分からない三葉虫ににた虫みたいなの(笑)。それらをぐつぐつと煮てだしを取りカップ味噌汁へと注ぎ込む。当然それらの具もきちんといただきました。意外だったのが亀の手、チマチマと皮をめくって柔らかな部分をそ〜っと食べるんだけど、これなら冷やしてからわさび醤油でビールのつまみにも最高だ。と言うことで美味しいお昼をいただいて満足でした。

さてさて、お腹が満足したら今度は泳ぎましょうって事で三人とも海へと入って行く。僕は何か水中の写真でいいものが撮れないかな〜ってデジカメを持って泳いでいたのだが、魚の群れの写真を撮った後、ミニ電飾クラゲで目の前を真っ白になるような状況から逃れようとカメラをポケットに入れて慌てて電飾クラゲの水域から出たのでした。で、目の前にソラスズメダイの群れが見えたので、写真を撮ろうとポケットを触った。が、しかし・・・・・カメラが無い!さっきポケットに入れたはずのカメラが。いつもならバンジーコードを体のどこかにくっつけておくんだけど、今回はちょっとめんどくさがって付けずにいた。

それからはサー大変、こんな所でカメラを無くしちゃえらいことだ、ってことで必死に探し回った。大まかな落とした辺りは分かってはいるが、その辺りは水深5mを越える場所。でも幸い水の透明度が高く底はしっかりと見えている。しかし、そんなに簡単に見つかるはずも無い。右往左往しながら約10分、ほぼ諦めかけていた頃に海底に光る銀色の物体。あった〜!
う〜ん取れるかな?一瞬考えたが取らないわけには行かないと間も無く一気に海底まで潜りなんとかゲット!
一気に浮上し、何も考えずに電源を入れた。でも普通に起動してくれたので、はぁ〜良かった。
その後、特に何も無かったかのように帰りもデジカメを使っていて普通に撮れていた。
でもよ〜っく考えると、僕のPENTAX OptioW20は水深1.5mで30分はOKとある。前のPENTAX WPを過酷に使いすぎておかしくしてしまった経験から、今のデジカメはなるべく深い場所には潜らないようにしていた。しかし今回は水深5m以上の場所に10分以上、おまけにその前には十分に水に浸かっていたのだ。

本日の味噌汁に入った具材。松葉貝、フジツボ、亀の手、それから三葉虫みたいな変なの(笑)。変なの以外は全て美味しくいただきました。亀の手うまっ! さてさて食後の運動に海へと入りお遊びタイム。
お魚さんを追いかけて写真を撮りながらプカプカと。
しかし、この後カメラが無いことに気がついたのでした。
散々海底を探し回ってやっとのこと見つけて一安心。何も考えずにいきなり電源入れて写真を撮ってしまったが、普通に動いてました。

とりあえず、カメラも見つかってホッとしたし、さて山登り行きましょうか?ってんで、いよいよ灯台からの絶景を眺めにバロンさんと山道をえっちらおっちらと登って行くのでした。灯台は海抜約50mの場所に立っている。道の途中で木々の間から見えるはるか下の海面を見ながらガレガレの山道を登ること約15分。目の前に白い建物が見えてくる。そう灯台だ。灯台の周りをぐるっと周り、絶景ポイントへと進む。回りに柵も無ければ平らな場所も無い、正真正銘絶壁の上。下を覗くとはるか下でさっき漕いできた岩場で波が砕けて周りが白くなっているのがわかる。とにかく絶景!その一言に尽きる。しばしその絶景を眺めたり記念写真を撮ったりしながら過ごし、ふたたび浜へと戻ったのでした。

泳いだ後は山登り〜♪海抜約50mの灯台を目指して山道を登ります。  さっきの海上保安庁の人たちはここの点検整備に来ていたそうです。カヌーから見たとき、みんなで記念写真撮ってました。そりゃ撮りたくなるよね。
断崖をバックに記念撮影 バロンさんは灯台をバックに

浜に戻り一休み、その間鯖さんは釣竿を取り出してイカを釣ろうと頑張っていた。あたりはあったがゲットできず、残念。のんびりとした時間を過ごしてから帰り支度。途中、泳いでいてデジカメを無くしかけた事から、「帰宅まで気を抜かずにきちんとしろよ」と言うお告げと受け取り再びふんどしを締めなおしたのでした(古い?)。
で、帰りの道中でもとりあえず普通にデジカメに電源が入るのをいいことに写真を撮りまくっていたのだが、出艇場所に到着して片付けをしている途中、デジカメのバッテリーがなくなってきたので新しいのに変えようとバッテリーケースや接続コードのプラグがあるフタを開けてビックリ!なんと水滴がポタリと落ちるではないか。・・・・・・・;
やばい・・・・・・、とりあえずバッテリーケース内を拭いて、その後少ししてから今度はSDカードを抜いてみた。
・・・・・・・;、SDカードにも水滴が(涙)。
よくこんな状態で電源が入り、しかも撮影が出来たもんだ。しかし、このデジカメも先代のPENTAX WPと同じようにいずれ突然電源が入らなくなったり、バッテリーがいっぱいにもかかわらずバッテリーサインが出たりするようになるんだろうな〜。でもそそっかしいオーナーの為になんとか頑張ってデータを残してくれたのには本当に感謝する。なんとかもうしばらく、壊れないでいて欲しいんだけどな。
あ〜疲れた、昼寝しよ〜っと。 さあ、最後まで気を抜かずに帰りましょう!
岩場では波が砕けているけど、漕ぐ分にはそれほど気になりません。 一日中いい天気で、日焼けしちゃいました。

今回は初めてのことや、色々な体験がいっぱい出来た一日でした。鯖さんも休みの無い中調整してくれてありがとう。そして大阪から遠征してくれたバロンさんありがとう。二人ともお疲れ様でした、ひょっとすると僕は今シーズンは漕ぎ納めになるかもしれないけど、また漕ぎに行きましょう。


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